ライフル射撃について

 ライフル射撃は、ライフル銃またはピストルを使用し、固定された標的に対して射撃し、得点を競うスポーツで、オリンピック競技種目となっています。

 散弾銃を用いて、空中などを動くクレーと呼ばれる素焼きの皿を撃ち壊していくクレー射撃とは異なります。

所持許可が「必要な銃」と「不要な銃」

 ライフル射撃競技において使用される銃には、火薬の威力で弾丸を発射させるスモールボア・ライフル、ビッグボア・ライフル、それと圧縮空気等で弾丸を発射させるエアライフル、エアピストルの空気銃があります。これらの銃を所持するためには、各都道府県公安委員会の許可(銃砲等所持許可証)が必要です。なお、玩具であるエアガン(エアソフトガン)は、これに含まれません。

 このほか、可視光線を発する「ビームライフル」「ビームピストル」という光線銃があり、光の当たった位置で得点を競う射撃競技に使用される銃です。この銃は所持許可が不要なので、射撃の知識や経験がない方でも撃つことができます。イベント等の体験会において、子どもさんから大人まで体験していただき、射撃の面白さを体感してもらっています。

ビームライフルとビームピストル

 

「ビームライフル」、「ビームピストル」とは?

 日本ライフル射撃協会が、誰でもライフル銃を所持したり撃つことができるようにと独自に開発したもので、誰でも気軽に楽しむことができることから、ライフル射撃の入門銃といえます。

 この銃は、赤外線(ビーム光線)を発射する光線銃で、銃身が長いライフル銃「ビームライフル」と短いピストル「ビームピストル」の2種類があります。いずれも10メートルの距離で射撃し、パソコンなどを使用して点数を表示させるものです。高校生の国体出場競技種目にもなっています(平成23年山口国体からは、中学3年生から出場できるようになりました)。

 ビームピストルは、パソコン画面で点数や軌跡を表示することができ、本格的に取り組めば国体競技への出場やオリンピックも夢ではありません。

ビームライフルとビームピストルを撃っている子供たち

 

小学生でもできますか?

 「ビームライフル」「ビームピストル」は、誰でも撃つことができますので、もちろん小学生もできます。

 なお、国体競技は立射(ライフルは両手、ピストルは片手)で行いますが、他の大会競技では、フリーポジション(自由姿勢)という補助具(支持具)を使い両手で持ち、座った状態で行う競技種目(普及種目)もありますので、小学生も出場できます。

体験会や教室の開催は?

 秋田県ライフル射撃協会では、各種イベントにおいてビームライフル・ピストルの射撃体験会(5月「向浜こどもスタンプラリー」、10月「健康のつどい」など)を実施しているほか、団体等の要望・要請を受け児童館、交流センター等においても体験会を開催し、多くの方々に射撃の面白さや楽しさを体感していただいております。

 こうした体験会を開催したい場合は、伊藤(☎018-835-6237、akirara95100@gmail.com)まで気軽にご相談してください。

 射撃教室については、秋田県総合射撃場(由利本荘市岩城道川)において年間十数回、開催しておりますので、射撃場のホームページ・スケジュール等をご確認のうえ、同射撃場に申込みください。

射撃体験会の様子

 

競技会へ参加できますか?

 秋田県立総合射撃場(由利本荘市岩城道川)において年間10回以上開催される各種競技会では、ビームライフル・ビームピストル競技(普及種目を含む)を実施しています。
 普及種目は一般の方も参加できます。

ビーム射撃を普段、体験できる場所はありますか?

 秋田県立総合射撃場(由利本荘市岩城道川)において体験できます。使用する射撃機材等は同射撃場に備えておりますので、手ぶらで普段着のまま行っても体験できます。

 なお、利用料、保険料が伴いますが、小学生は保険料40円のみですし、大人でも利用料・保険料込みで260円(利用時間1時間)と利用しやすい金額となっております。金額等については、同射撃場のホームページにてご確認願います。

 土、日曜、祝日においては、大会の開催や利用者の増などで、受付後、すぐに出来ない場合もありますので、事前に電話にて予約等することをお薦めします。